動画編集ソフトでの最終レンダリングについて
ご購入いただいたオーディオファイルは、ご希望のラウドネスノーマライゼーション値に調整済みのものです。次にお客様は、お客様が使用している動画編集ソフトにそのオーディオファイルをインサートして、動画の映像と再び組合せてレンダリングする作業が必要になることでしょう。
この時のレンダリング作業において最も重要なことは、書き出し設定において、さらに何かのフィルター(エフェクト、特殊な設定など)をかけてはいけないということです。なぜなら、フィルターをかけてしまうと、ラウドネスノーマライゼーション値が変化してしまうからです。
以下、代表的各動画編集ソフトウエアにおいて、わたし達が検証した結果です。
・Adobe Premium Pro | H.264で書き出し後のラウドネスノーマライゼーション値。誤差+-0.3以内。 |
・Adobe After Effects | H.264で書き出し後のラウドネスノーマライゼーション値。誤差+-0.3以内。 |
・Vegas Pro | H.264で書き出し後のラウドネスノーマライゼーション値。誤差+-5以内。 |
・DaVinci Resolve | H.264で書き出し後のラウドネスノーマライゼーション値。誤差+-0.3以内。 |
・Final Cut Pro | 未検証。お客様からのフィードバックをお待ちしております。 |
Vegas Proでのレンダリングについて
Vegas ProはPCに大きな負荷をかけず、軽くて使いやすい動画編集ソフトウエアですが、ことオーディオに関しては首を傾げてしまいます。わたしたちは何通りものパターン、フォーマットでのレンダリング作業を試みてきましたが、その結果、現時点での一つの結論に至りました。
Vegas Proが内蔵するレンダリングエンジンは、オーディオを圧縮させ、音量が少し小さくなるように設計されているようです。バグではなく、そういう構造に設計しているのだと思われます。その理由はわかりません。
これは一例ですが、「-14LUSF」にラウドネスノーマライゼーション値に調整済みのオーディオをVegas Proインサートし、映像と組み合わせ、H.264設定でレンダリングしてみました。出力したmp4ファイルのオーディオファイルを再び解析すると、「-17.4LUSF」になっていました。要するに、何らかのフィルターを通しているので、オーディオの仕上がりが劣化しているということになります。
そういう理由で、Vegas Proでのレンダリングはあまりおすすめできません。ただ、どうしてもVegas Proでしかレンダリングできないのであれば、オーディオのマスタリング時にあらかじめ「+4」程の値を乗せて、ラウドネスノーマライゼーション値を「-10LUSF」に調整しておく必要があるでしょう。今のところ、他に良い解決策が見つかりません。
もし、Vegas Proでレンダリングすることを前提にオーダーいただくのであれば、オーダーのページにてラウドネスノーマライゼーション値を「-10LUSF」に選択してからオーダーしてください。わたし達はラウドネスノーマライゼーション値を「-10LUSF」に調整することができます。また、その他の値に調整することも可能です。その場合は「メッセージ本文」にご希望の値を書き記してください。
なお、今後もお客様からのフィードバックをもとに改善、改良を重ねながら、さらに完成度を高めていきたいと思っております。